泡消火設備は火を消すなら水と思いがちな出火ですが場合によっては泡での消化が必要な場合があります
泡消火設備と聞いてすぐにピン!とくる人は、泡消火設備のある場所で働いているか、それとも日頃から火災に対して警戒している主婦の方とか?普通の人が思い浮かべる消火設備と言えば、まずビルやマンションに設置されているお馴染みの赤い消火器ですよね。それに比べたら、泡消火設備は特殊だと思います。
「泡消火器」ではなく「泡消火設備」ですからね。
そもそも、泡消火とは?という段階から説明します。火事には水!!水をかける!!これは昔も今も変わらない常識です。でも、水をかけても火がビクともしない・・もしくは、水をかけたらさらに激しく燃え上がった!!ということもあるんです。
『油』が原因の火災は、水はNGなんです。天ぷらをしていて火がボッと燃え上がり、とっさに水をかけたら天井まで火柱が・・という実験をテレビで見たことがある人もいるかと思います。油は世の中に大量に使われています。燃料、化学製品・・。
よく高速道路で車が炎上してしまった場合、水ではなく泡を噴射していますよね。泡消火を使うのは、一般的に危険物と言われているものの消火作業の時です。泡の皮膜で、窒素効果と冷却効果によって消火する方法なんです。「火を包み込む」「火を覆う」というイメージです。
では、泡消火設備はどこに設置されていることが多いのでしょうか。
油による火災が起こりうる場所ですから、駐車場、自動車修理工場、精油所、危険物倉庫などがあげられます。
一言で泡消火設備と言っても、固定式の物もあれば、移動式の物もあります。泡消火剤も同様で、水性膜泡、合成界面活性剤泡、たん白泡などがあります。泡消火設備で最も見かけるのが、固定泡ヘッドというタイプです。屋内駐車場とか、可燃性の液体を扱う屋内、タンクやポンプなど・・・。火災が起こりうる場所、火災が起きた場合、火の元になりそうな場所の「上」に設置されています。天井についているスプリンクラーをイメージしてもらうと分りやすいと思います。屋内駐車場に車を停める機会があったら、一度天井を見てみて下さい。もし、スプリンクラーのような物がついていたら、それが泡消火設備であり、固定泡ヘッドと呼ばれる物です。
次は泡消火栓、泡ノズルと言われる物です。
これは火災の場所や状況に応じて、人が移動式のノズルを操作して、人が消火活動を行うタイプです。
マンションの外や、街角などに設置されている「消火栓」ありますよね?火事が起こった場合、ここから消防士さんがホースをつないで放水するという・・。それの泡バージョンと思って下さい。
もしものために消火器はとても大切なものです。それに慌てないことです。何が原因の出火かによって水?泡などと消化方法がかわります。
火事には水!!という固定概念を少し緩めてもらって、火事には泡!という認識も加えておいて下さいね。